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2009年度 掲載広告

メッシュテクノロジーが、健康と環境の分野にいいニュースをお届けします。

メッシュといえば網目織りのこと。このメッシュ技術が驚くべき機能進化を続けている。素人くさい表現をあえてするなら、“魔法の布”を作り出そうとしているのだ。その1つ、抗ウイルスマスクを11月に発売した、NBCメッシュテックの石塚昭夫社長に話を聞いた。同社は高性能メッシュの世界的なメーカーである。

 

「機能を持った布」で市場創造

なじみのない言葉だと思いますが、メッシュテクノロジーとは、メッシュの網目を均一にする技術とその周辺技術の総称です。もともとは小麦の製粉に使う、絹製の篩の技術でした。現在では、1インチ四方に縦糸・横糸508本で網を作り、0.023mm以下という微細な網の目を均一に形成することができます。1934年の設立以来、75年間にわたり蓄積した技術の賜物です。こうした高性能メッシュを製造できる会社は、世界でも数社しかないでしょう。

世界最先端のテクノロジーを持っていると自負しています。当社の製品は、プリント回路基板のスクリーン印刷をはじめ、身近なところでは携帯電話、自動車、医療用器具でも使われています。
用途別では1000種類以上のメッシュクロスを提供しています。しかし、最先端のその先はないのか、進化させられないかと、思い続けてきた会社でもあります。

 

メッシュテクノロジーに新しい価値を付加

これまで培ってきた技術を基盤に、今後が期待されている健康や環境の分野に寄与する製品を作りたい。そう考えて、メッシュに新しい機能を付加する試みを、かなり以前から始めていました。そこから生まれたのが、機能性無機ナノ粒子固定化技術、Nafitec®(ナフィテック)。私たち独自のナノテクノロジーです。そして、このナノテクと、新たに発見した抗ウイルス材を組み合わせた抗ウイルス技術が、Cufitec®(キュフィテック)です。付着したウイルスをつかんで離さず、短時間で不活性化できる、従来にない特長があります。11月に発売した高性能マスクが商品化第1号で、防護服、シーツ、カーテンなどへの展開も予定しています。

 

ものづくりは挑戦の連続

私たちは、様々な材料をナノオーダーの粒子にして、メッシュに固定化する技術を確立しています。抗ウイルス、抗アレルゲン、このほかにも様々な機能を付加できますから、可能性はほぼ無限です。例えば、ダイオキシンを分解する、環境に優しいフィルターや、水処理マーケットに向けた新技術も開発中で、幸い実用化への手応えを得ています。

素材の時代が来ていると感じます。
たとえニッチであっても、新しい素材の誕生を待っているマーケットはたくさんあるはずです。新素材、新技術のカギとなるナノテクノロジーには多くの企業が目をつけますが、難易度の高さから脱落するケースも少なくない。しかし、難易度の低い技術に安住していたら早晩、中国などに追い越されるでしょう。
求められたスペックに応じて作るだけではなく、挑むこと。こうできないか、こうもできるのではないか、そう考える作り手の心が、日本のものづくりの原動力だと思います。コストとのバランスを取ることも大きなテーマですが、挑む心を大切にしたい。“変わってはならないところと、変えなければならないところがある”と私は社員に言います。
長い歴史や実績のある会社だからこそ、常に未来を見つめる必要があると思うのです。

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